協賛「ZEROマラリア2030キャンペーン2018 狂言「蚊相撲」と日本のマラリア」開催

約230名の参加者をお迎えし、大成功のうちに閉幕
 
 ★ 2018年4月25日 世界マラリアデーイベント企画  (参加費 無料) ★
 【ZEROマラリア2030キャンペーン2018 狂言「蚊相撲」と日本のマラリア】
 ◆日時:2018年4月25日(水)17:30~19:20(開場:17:00)
 ◆主催:ZEROマラリア2030キャンペーン(事務局:認定NPO法人Malaria No More Japan)
 ◆共催:上智大学
 ◆後援:朝日新聞社/株式会社電通/UNICEF東京事務所/UNDP駐日代表事務所/ワイズメンズクラブ国際協会東日本区・西日本区
 ◆会場:上智大学 四谷キャンパス2号館17階 国際会議場
 ◆出演者・登壇者:(アイウエオ順、敬称略)
 植木安弘 (上智大学 国際協力人材育成センター所長、総合グローバル学部教授)
 大藏基誠(能楽師狂言方)
 狩野繁之(国立研究開発法人国立国際医療研究センター研究所 熱帯医学・マラリア研究部長/Malaria No More Japan理事)
 柏倉美保子(ビル&メリンダ ゲイツ財団 日本代表)
 近藤哲生(国連開発計画(UNDP)駐日代表)
 武井弥生(上智大学総合人間科学部看護学科准教授)
 石田一郎(朝日新聞社マーケティング本部長)
 
 4月25日の世界マラリアデーのイベント開催に向け、ワイズメンズクラブ国際協会東日本区・西日本区は【ZEROマラリア2030キャンペーン2018 狂言「蚊相撲」と日本のマラリア】の後援を行いました。本キャンペーンの主催・事務局は、認定NPO法人Malaria No More Japan(MNMJ)というマラリアの撲滅に特化した団体ですが、今回のイベントには、多くのワイズが連携・協力しました。
 当日は、展示物の設置、配布資料セット作りと配布、資料の作成補助、会場内椅子の追加、参加者誘導案内、VIP懇親会誘導案内、終了後の会場内外の撤収整理補助等を行いました。
 おかげさまで、約230人の参加者をお迎えし、大成功のうちに幕を閉じ、翌26日には朝日新聞の朝刊で報告記事が掲載されました。
 イベント内容を振り返りますと、オープニングは、本キャンペーン事務局・MNMJ理事の長島美紀氏の司会進行で始まり、マラリアの概要紹介と日本におけるマラリアの歴史を説明されたのは、第20回東新部部大会でもマラリア蚊の生態を解説していただいた狩野繁之氏です。
 冒頭はクイズから始まり、マラリアはウィルスか、細菌か、寄生虫か。答えは寄生虫の原虫ですが、2016年の統計では2分に一人がマラリアで命を落としているとのこと。マラリアに罹患した人は2.1億人、死亡した人は44万5千人で、その91%はアフリカのサハラ砂漠以南の地域であり、それは今でもそのままだそうです。
 日本では瘧(おこり)といい、源氏物語にも登場、平清盛の死因といわれています。1961年には撲滅されましたが、その歴史的な流れを詳しくご説明いただきました。続く、ゼロマラリア賞2018の表彰では、桂歌助氏(落語家)が受賞されました。
 この後、大蔵基誠氏による狂言「蚊相撲」が演じられました。人間になった蚊が相手の血を吸おうと相撲をとる奇想天外の興味深い内容。
 最後のトークセッションでは「ゼロマラリア達成のための日本社会の役割」と題し、スピーカーはビル&リンダ・ゲイツ財団日本代表柏倉美保子氏、国連開発計画駐日代表近藤哲生氏、上智大学看護科准教授武井弥生氏。モデレーターは朝日新聞の石田一郎氏でした。
発展途上国が多いマラリア感染地区の予防と治療の薬の開発には資金が足りない現状をお話しいただきましたが、ビル&リンダ・ゲイツ財団では年間5000億円を拠出。その一部からは、マラリア蚊が増殖できないような遺伝子操作研究にも資金援助をしているとのことでした。
 参加者は上智大学の学生も含めて約230名、そのうちワイズメンは26名でした。西日本区からも大野勉理事、吉田由美地域奉仕・環境事業主任も参加されました。
 ご承知のように、当協会としては、WHO(世界保健機関)が進めているプロジェクトでもあるRBM(ロールバックマラリア/マラリア撲滅キャンペーン)を2008年秋から取り上げており、UGP(ワイズメンクラブ国際協会の国際レベルの統一5ヵ年事業)となった現在では、この取り組みは2020年までの継続プロジェクトとなっています(『YMIWORLD』の17/18 No3号はRBMの特集)。
 来年の世界マラリアデーでは、さらにワイズの活躍が期待されています。皆さまの引き続きのご協力をどうぞよろしくお願いいたします。

【MNMJによる詳細報告は以下を参照】
[REPORT]2018年4月25日世界マラリアデーイベント企画「 ZEROマラリア2030キャンペーン2018 狂言「蚊相撲」と日本のマラリア」

http://zero2030.org/blog/article/138